加古川市で不動産売却を手がける中谷不動産が不動産買取についてご説明します。

仲介売却がベストな選択であることはわかっているものの、事情により売却にかける時間がない、すぐにでもまとまった現金が欲しいという場合は、「不動産買取」を選択するのもまた一つの手です。ここでは、加古川市で不動産仲介・不動産売却を手がける「中谷不動産」が、不動産買取の特徴やメリット・デメリットなどについてご説明します。

「不動産買取」とは、文字通り、お客様の土地や建物を不動産会社が直に買い取ること。多少時間をかけてもできるだけ高く売りたいという場合や時間的余裕がある場合は仲介売却を選択するのが妥当ですが、不動産を売ってすぐにでも現金化したい、転勤などの諸事情で現在の住まいをただちに手放さなければならないようなケースでは買取を利用するのも一つの方法と言えます。

仲介売却のように一般の購入希望者を募る手間と時間がいらず、条件さえ折り合えば不動産会社が数日内にも買い取ってくれるので現金化を急ぐような場合は不動産買取のほうがだんぜん有利だと言えます。

仲介売却では売買が成立した場合には、売り主が不動産会社へ仲介手数料を支わなければなりません。ところが不動産買取ではこの仲介手数料は一切不要。もちろん、媒介契約のような特別な契約も必要ありません。

仲介売却ともなれば、物件を販売するための活動や広告宣伝の過程などから、売り主であるお客様が不動産を売却中であることが第三者に知れてしまう可能性があります。しかし、不動産買取はお客様と不動産会社と1対1の取引のため秘密は守られます。

仲介売却の場合、売却後に隠れた欠陥＝瑕疵が見つかると、売り主に賠償責任が生じます。しかし不動産買取は不動産会社が納得の上で買い取るので瑕疵担保責任には問われません。また、リフォームや修繕が必要な物件でも現状のままで買い取ってもらえます。

すぐに現金化するには便利な不動産買取ですが注意しておきたい点もあります。それは仲介と比べ、同じ物件でも売却額が低くなること。これは買い取った物件のリフォームや、転売のための広告・営業活動、所有権移転などの手続きにコストがかかるためです。なお、不動産買取の価格は仲介売却の7～8割程度となります。それを理解した上で、慎重に利用するとよいでしょう。

いくらすぐに現金化できるとは言え、不動産買取を利用するメリットがきわめて薄いケースがあります。たとえば、新築や築年数の浅い物件などを売ろうとした場合。築年数の経過した戸建て住宅やマンションなら買取価格＝仕入れ値が安くできるので、最低限のリフォームを施しても適正価格で売ることができますが、新築や築浅の物件は元値が高いので不動産会社はあまり買いたがらないのが実情。むしろ、少しでも時間的余裕があるのなら、こうした物件は仲介売却を利用したほうがより高く売れます。

確かに不動産買取はご所有の不動産をすぐに現金化するには最適な方法です。しかし、買取価格を考えるとよほど緊急的な状況でない限り、仲介売却を利用したほうが高く売れます。お客様と二人三脚で最善の道を模索することを使命としている中谷不動産は、こうした点から不動産買取より仲介売却をおすすめしています。

高く売りたい【仲介売却】